アメリカの教育制度の問題点

 アメリカの教育制度は日本と比べると、似ている点もありますけど、色々な違いがはっきり見えます。日本には「学歴社会」がある一方、アメリカはどこまで教育に進んでも、どんな大学を卒業しても地位を上げたりいい給料をもらえたりするという社会です。そこで、日本のような激しい受験プレッシャーがアメリカにはあまり存在しなくて、「受験戦争」や「登校拒否」という問題も日本より厳しくないと言えるでしょう。でも、アメリカの教育制度には問題がないというわけではありません。日本の「学歴社会」と違って、別な問題点が色々と発生します。今日は問題点の一つについて話していきたいと思います。

 「成績かさ上げ」と呼ばれて、主に大学で現れる問題で、1980年代からはアメリカのほとんどの大学で平均成績がだんだん上がってきた傾向を指します。つまり、現在の大学生が手加減したりあまり勉強しなかったりするにもかかわらず、いい成績がとれることです。学生が努力をしてもしなくても卒業が出来るという理由で、卒業率が高くなる一方、卒業の価値が下がっていきます。その上、学生である限り、「成績かさ上げ」が能力を成長しにくい環境を作ってしまいました。




 [成績かさ上げ]を抑える対策として、プリンストン大学が2000年代に検討を行いました。それによりますと、「A」を与える率は約3割となるべきですが、現実は全国で5割近いとなっています。USCにもこの傾向が見えます。1990年の平均GPAは2.82に対して、2009年は3.28まで上がりました。




 どうしてこんな問題が起きたかは複雑ですが、可能な理由の一つが挙げられます。アメリカの人口の多彩さや国土の大きさのため、動かない標準があまり効果的じゃないと考えられています。成績だけで能力がなかなか決まらないという意識もあります。その意識が広がった原因で、大学が全国で標準を低下させました。


 ところが、標準を上げて、「A]をとる学生の数を低くするのが一番いい解決だとは思いません。実は、成績が能力に当たるというわけではなくて、皆のそれぞれの能力が成長できるように、別な成績を決定する制度を探した方がいいかもしれません。将来、もし大学が成績方法を見直したら、成績と知識と能力は関係が強くなって、「成績かさ上げ」は問題として消えるといいと思います。




参考文献

Quiñones, E. (2009). Princeton Achieves Marked Progress in Curbing Grade

Inflation. Princeton University.

https://www.princeton.edu/news/2009/09/21/princeton-achieves-marked-progress-curbing-grade-inflation, (参照 2023-09-04).

Rojstaczer, S. (2016). Grade Inflation at American Colleges and Universities. 

https://www.gradeinflation.com, (参照 2023-09-04).

Rojstaczer, S. (2016). University of Southern California Undergraduate GPA. 

https://www.gradeinflation.com/Southerncalifornia.html, 

(参照 2023-09-04).



コメント

  1. レーン様、今晩は!私はこの問題をすっかり忘れて仕舞いました!とても面白いですね。どうしますか。レーンの解決策(さく)はとても良いと思うんだけど、もし少しの大学は標準をあげればなら、多分たくさんの学生はその大学に行きたくありません。というのはもし良くない成績を取ったら、就職することは難しくなるかもしれないからです。其処で、どうしますか分かりません!でも、私も本当の問題だと思います。日本の大学にもその問題があるか分かりません。調べてみる予定です!

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